歯周病・歯槽膿漏ってなに
◆いろいろな病気とのかかわりが注目されている歯周病
「歯ぐきから血がでませんか?」
こんなコマーシャルがありましたね。
<出血>一番ポピュラーな症状です。血管が破けて、血が出ているのです。顔や手足から血が出ていたら、消毒して手当てしますよね。そのままにしておいたら、ばい菌が入って化膿します。もっとひどいと、熱が出たり具合が悪くなって、すぐ入院なんてことにもなります。
口の中の出血も、まったく同じです。
出血している血管は静脈といって、心臓に戻っていきます。
このとき、周りにいるばい菌も一緒に心臓に行ってしまったら・・・?
心臓から全身に広がってしまったら・・・?
今、いろいろな病気とのかかわりが注目されている歯周病・歯槽膿漏です。
◆歯周病にはどんな症状があるの?
では、そのほかにどんな症状があるのでしょうか?
- 口が臭う
- 口の中がねばねば気持ち悪い
- 歯が全体にしみる
- 磨いてもツルツルしない
- 疲れているときに歯茎が痛い・腫れる
- 歯茎が下がってきた・歯が伸びたように見える
- 最近、物がよく詰まる
- 歯の隙間が大きくなった
- 歯がグラグラ動いてきた
こんな症状がひとつでもあれば、歯周病・歯槽膿漏チェックを受けてください。
◆歯科医院を、予防の場にしましょう
歯周病は、自覚症状が軽いので、そのまま放置しがちです。しかし、何年もかけて静かに、そして確実に進行していきます。気づいたときには、骨が溶けて歯がグラグラです。
歯周病(歯槽膿漏)も虫歯も、原因となるばい菌が関与して起こります。そう、大きな意味で感染症といえます。
夫婦・恋人・家族の間でも、よく話し合ってケアしましょう。
細菌には、有効なお薬があります。現在飲まれているお薬・全身的な病気については、必ずお話ください。
今から治療を開始して、定期的な検診で済むようにしましょう。
そろそろ歯科医院を、治療ではなく、予防の場にしませんか?